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どこで何をたべるか 雲南旅行 ② 昆明編

雲南旅、後編。
前編はこちら どこで何をたべるか 雲南旅行 ① 大理編

朝から昆明に移動。民宿から高鉄の駅までタクシー、昆明駅からホテルまでもタクシー。この、旅先でタクシーを気兼ねなく使えるというのが、中国内移動の楽なところだ。DIDIさまさま、どこでも呼べて行き先も言わなくていい。

昆明着いて、まずはチェックイン。繁華街真ん中にある〈Latosol〉というホテルで、庭を囲むような建物の一部をリノベーションしている、みたいなところ。おすすめホテル。

〈铜锅洋芋饭〉
荷物を置いて、タクシーの中からめぼしをつけた、ホテル近くのお昼を食べる人でにぎわっているあたりに行く。半外のお店が集結している路地を行ったり来たりした。どこも美味しそうで迷うが、銅鍋に引き寄せられてこのお店に決める。

大きな銅鍋! じゃがいもと中国ベーコンの炊き込みご飯。鍋の後ろにあるおかずは自分で取るシステム。

お米が美味しいということはわかっていたので納得の美味しさ、そして一緒に食べるおかずもとてもよかった。基本酸味ベースで構成されていて、ご飯は当然だけれどおかずも脂っこさがない。

普段生活している天津では、ローカルのお店でさっとお昼食べるか、と思うとお米系は盖饭という丼ものがポピュラーで、上にのるものはさまざまあれど炒め物は基本油が多めに使われていて、ちょっと重いなと思うことが多い。なので、こういうものが12元(約240円)で食べられたらなんて良いんだろう……事務所のそばにほしいお店すぎる、と思った。みんな飲み会で話したことがあるでしょう、職場のそばにほしいお店について。 あとなによりお米が美味しいのが、わたしにとっていいこと……。日常に恋しい。

〈一颗印 汽锅鸡・杂菌炒饵块・柠檬鱼など〉
夕食。多肉植物がたくさん売られている狭い道を進むと飲食店とは思えない門構えが目に入る。躊躇しつつも、大众(中国での食べログ、でもそれより何でもできるもの)での下調べが済んでいるのでずんずん入ることができる。わたしはインターネット以降の旅しかしたことがない。

1852年築(!)という建物のお店。二階建てで、上にも下にも個室がたくさんあるような構造。真ん中の外の席で、雲南菜を食べる。
こういうところにかしこまりすぎず気軽に入れるのは素晴らしいし、団体宴会客でもない2人組にも親切だった。接客も価格も。

一颗印(东风西路店)
吉祥巷18-19号(近景星珠宝大楼东侧)

次の日。食べすぎず飲み過ぎずよく寝る、のおかげで元気。朝からシェア電動自転車に乗って市場にいく。街中に落ちているシェア自転車は場所によって種類が違う。住んでいる天津では中心部から少し離れないと電動がないが、昆明は街中も電動タイプ! 日本の電動自転車と違い、手元をクルッとすれば走るやつで、実質原付に近い。ペダルは漕がないのでいつまででも走れてしまう。これが本当にたのしいし、料金も気にならないほど安いのだ。

大观篆新农贸市场に行く。大きい市場で観光っぽいひとも多いけれど、本来の市場としても機能していて、そのバランスも良いものに感じた。(観光側の人間なので願いではある……。)

いつも行っている天津の市場とは当然雰囲気も売っているものも異なり、いいないいなと隣の芝青現象。この日の夜飛行機に乗って帰るので何を買って帰るか迷いながら市場のなかを歩く。

〈特色米糕 红豆米糕〉
焼き立てのふかふかっぽい何かが目に入る。米糕のお店だ。
この大きな丸い鉄板に生地をどーっと流し込んで、回しながら焼く……みたい。しばらく見入ってしまった。とりあえず一切れ買って食べたのだが、これが美味しすぎる。最初に食べたのは小豆が入っているタイプ。うまい!おいしい!甘い! 適切に何かに例えることは難しいが、鉄板で焼いているカリッと側と、接していないもちもち側があって、それがとてもよい。もちもちのみの米粉のベースのものは人生のどこかで接したことはあったけれど、これは両立……!
買って帰ったら冷凍できるかな?どうしよう、どれくらい買えばいい?と友人と盛り上がった。

回る鉄板で蓋をしつつ焼くことでカリカリ面とふわふわ面の両立ができるのだと思う。火の入りの均等さもすごい。焼き上がったらその場で切っていく。色々な大きさがあるのは量り売りなので問題なし。
焼いている姿、出来上がって切っていく姿、総じて素晴らしい。エンタメ性もあり素朴で美味しい。



この頃は特に、今もかもしれないが、中国内のこのようなところに中国語もちゃんと通じない人たち、というのは珍しいのか、“え〜外国人なんだ?” みたいな反応をされつつ、たくさん試食をさせてくれた。焼くところを見ていたら食べ物を差し出してくれる。ありがとう……。 昆明の街中のカフェなんかでもそういう反応があったけれど、基本とにかく優しくて、“わかる?” と言いながら商品に関して丁寧に説明してくれたりした。

結局一度売り場を離れたけれど、多めに買って帰って冷凍した。小分けにしたのでしばらく楽しんだけれど、焼き立ての美味しさには当然敵わない。

特色米糕
篆塘路大观篆新农贸市场5栋1层15号

〈正宗傣味烧茄子〉
大きな茄子を焼いているのが見える、野菜を焼く人と、調理する人。
皮を剥いた茄子をハサミで切っていれて、薬味となる野菜と調味料をどんどんいれて混ぜていく。


結構辛い! 知っているもので言えば、タイ料理で遭遇する味である。これはビールビール! 大理ビールを買って、市場の近くのベンチで食べた。焼いた茄子と、たくさんの薬味、酸味と辛味、ナンプラー方面の奥行き。

正宗傣味烧茄子
篆塘路篆新农贸市场内四道巷5-48号

モリーユ茸をたくさん買って帰る。市場にはそれぞれの特色があって、いつも行っている家の近くの市場も勿論楽しさがある。けれど、この市場の楽しさは飛び抜けていた〜! 非日常ということを抜いても、楽しかったと思う。

〈徐记家常菜馆 老奶洋芋・韭菜炒棠梨花〉
ホテルに荷物を取りに行き、空港前最後のご飯。ご飯と食べられるものを選ぶ。
柔らかいじゃが芋の炒めものと、棠梨花という花の炒めもの。雲南で食べられている花だそう。花の咲く前の蕾の集合体をワサワサ食べている!という食感そのままでクセになる感じ。美味しい。

気候と食や建築物は当然密接で、こういう店構えひとつとっても地域の違いを感じる。

徐记家常菜馆
金马坊儿童医院背后鱼课司街1号

他にも思い出すことはたくさんあって、雲南のコーヒーたくさん飲んだな、とか鲜花饼をはじめとする薔薇の香りの美味しさに気づいたな、とか気候の肌に合う感覚だったり植物の色の濃さだったりと、すっかり雲南が好きな地になった。
また行きたいと思い続けているし、天津にいても雲南料理をよく食べに行ったり、買ってきた薔薇のお酒を少しづつ飲んだりと思い続けている。

行ったことのない場所に行くと、もっと多くのことを知っていたら違う物の見方や、更に楽しむことができたのかな、と思ってばかりだ。けれど、その時にしかできない経験があって、経験に上下がないことを知っている。
 
 

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