2019.05/20# ワークス

小西康陽さん 10年ぶりのヴァラエティブック『わたくしのビートルズ 小西康陽のコラム1992-2019』 デザインしました。
本が無事発売されたいまおもうのは、 あぁ出来たなぁ、ということで、
その“出来た”というのはただ物が出来上がった、ではなく 小西さんの著書が、小西さんのディレクションのうえ“出来た”という達成感、とちょっとまだ夢っぽい感覚。
こんな密度で総ページ関わらせてもらった書籍ははじめてで、かけがえのない経験をさせていただきました。
416ページの分厚さ、一段組~五段組が入り交じるとてつもない文字量。
作っては変更、日に日にテキスト量が増え、入稿直前まで入れ替えがあり……というダイナミックな制作過程は担当編集牧野さんのテキストからよく伝わります。 こちらからどうぞ!
時に膨大な作業量を抱えましたが、集まってくる原稿をまず読むのがたのしみで、内容の素晴らしさに一番助けられていました。そんなしあわせなことはなかなかありません。
そして小西さんのもの作りへの熱量。一生忘れないであろう言葉がいくつもあります。
小西さんの文章を読んだことない方にもぜひ読んでいただきたいです。
(わたしは8歳のときに慎吾ママ、ね〜え?のティンパニの音が気になって仕方がない12歳、という染み込み世代!)
ちょっと、また、時間が空いたらしっかりまとめたいと思います。(ヴァラエティブックとの対峙等)
朝日新聞社から好評発売中、です!
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2019年4月19日発売 A5判 416ページ
小西康陽、またしても10年ぶりのヴァラエティブック!平成時代に発表されたコラム、レコード評、インタビュー、対談、映画メモ、映画レヴューに加え、未発表の日記を精選。活字の渦に呑み込まれる「ザ・ベスト・オブ・524・またまたパイプのけむり編」。