2017.09/25# ワークス

三月の5日間 リクリエーション 公演の仮チラシを制作しました。なんと計4会場分!
仮チラシ、とはなんでしょうか。
よく演劇やイベントなどでも使われることがある「仮チラシ」という言葉。
“仮” があれば、 “本” があり、本チラシができるまでの間に作られるのが仮チラシというもの。
じゃあなぜ、最初から本、ではなく、仮を作る必要があるのか。
そこには様々な理由があるから、仮ができるのですが、
前座のような、つなぎのような、居酒屋でいう “さっと出るメニュー” のようなものではないかと思いました。
その場は始まって人も集まりはじめている → 情報は決まりはじめている、告知する、逃したくない場もある
メイン料理は頼んだ、でもそれはできるまでに時間が少しかかる → 本チラシを制作するには情報の確定や確認、デザイナーなどの選定など多くの工程と時間が必要
なのでさっと出るメニュー、前菜にあたるもの、つまめるものを頼む → 限られた時間や予算などで、仮チラシを制作する
オーディション時に制作したチラシイメージを踏襲ということを前提とし、以下がレシピ(⁈)です。
● 複数会場作ることがあるので情報を組み替え可能なものにする
● あくまで “仮” なので堂々とはするけれど、イメージを作りすぎず大きな顔はしない
● 演劇チラシ折り込み文化に対応するデザイン(これはこれでまた考察したい)
● 基本片面に情報を集約
最初に頼んだけど結局最後までつまんじゃうワ、、、みたいなものを目指した気持ち。
もちろん時間をかけて作るメインは美味しいけれど “さっと出るメニュー” にも、担うべき役割はもちろん、美味しさがある!と思います。
そして牧寿次郎さんデザインのナイス “本チラシ” が出来上がったようで、こちら!
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今回踏襲した出演者オーディションフライヤーが、TDC賞 2017に入選しました。
リソ印刷、一枚一枚、プリコグさんの事務所で印刷してもらったものなので、なんというか嬉しさがあります。
様々な条件や制約といわれるものをいい方向に転がすことができたものだと思っています。