2016.08/01# ワークス

額田 大志さんの舞台作品を上演するために結成されたユニット、
ヌトミックのワークショップ&オーディションのフライヤーを制作させて頂きました。
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制作の杉浦さんからお話をいただき、
額田さんとは打ち合わせで初対面でだったので、
今までやってきたことや、ヌトミックとは何であるか、
ヌトミックでこれからどんなことを考えているか、
というお話をお聞きすることから始まりました。
恵比寿ドトールの時点で(打ち合わせ場所)
フライヤーをデザインする、というよりも
まだ形の無いヌトミックというものを
グラフィック(もしくはグラフィックデザイン)という手段を用いて
一緒に制作するぞ、というような気持ちでつくろうとはっきり思ったことを覚えています。
以前の公演「それからの街」の映像を見たり、
メールベースでお話を聞きながら
場や空間というワードを少し先において、このようなビジュアルを作っていきました。
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“音楽的な演出“による演劇を上演するために、この度“ヌトミック”を結成しました!
“ヌ“は、私、ぬかたの“ヌ“です。
それ以外の“トミック“は、音楽における“リトミック“から拝借しました。
“リトミック“とは、ただ演奏するだけでも曲を作るだけでもなく、
ある人は音楽的センスを高めるために、ある人は音楽から得られる喜びを味わうために、
またある人は音楽を通してコミュニケーションを楽しむために…
そんな様々な目的のために集まり、学び、交流する音楽教育の方法です。
19世紀頃に誕生した音楽の考え方が、21世紀の演劇の姿にまるっと置き換えられる気がしてならず、この度、ヌトミック、と名付けました。
舞台上に鳴り響く全ての“音“を使って、組み立てて、変化させて、演劇にしていきます。
(2月に上演した『それからの街』の映像や、ヌトミックのWebサイトなど、続々公開中!)
がっつりとした音楽でもなければ、これといってBGMがあるわけでもない演劇…
じゃあなんなんだ!
と、言いたくなるところですが、答えはまだ見つかっていないため、
ある程度の時間をかけて、一緒に探してくれる方を募集しています。
ぜひ、ご応募お待ちしています。
ヌトミック 主宰
額田 大志
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初日のワークショップを見学させてもらって、
「答えはまだ見つかっていないため、ある程度の時間をかけて、一緒に探してくれる方を募集しています」
という額田さんの言葉に実際に人が集まっている状況をみて、
すごいことが起きはじめているし、既に面白いことがその場で起きていました。
レポートしたいくらいですが、全6回、定員に達している(すごい)ワークショップは
まだ始まったばかりです。
額田さんも、杉浦さんも、
以前の公演のフライヤーや美術を担当しているタカラマハヤさんも
92年生まれの同い年で、同世代の方々となにかを一緒にやらせてもらうことが
今まであまりなかったので非常に刺激的で、はじめての種類の緊張もかなりありました。
関わらせて頂きうれしかったです。
2016年11月に小公演、来年2月に本公演が決まっているようなので、
ヌトミックがどうなっていくのか、たのしみにしています。